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税理士に電話をかけようとして、番号を表示させたところで画面を閉じた。 見積もりを聞いた時点で、断りにくくなる気がする。 止まっているのはたいていここで、費用が高いか安いかの判断より手前にあります。 この記事は、相談から契約までのどこで費用が発生するのかを工程ごとに開いていきます。
相続税は、相続の開始を知った日の翌日から10か月以内に申告して納めます (相続税法第27条・第33条)。計算機で税額が出た時点は出発点で、そこから 財産の評価資料をそろえて申告書を作る作業が残ります。
戸籍、残高証明、登記事項証明書、不動産の評価資料——集める先は役所・銀行・法務局に分かれ、 どれも平日の日中しか開いていません。 税額が出た日から、この作業の締切までが、実質の持ち時間です。
申告書を作るまでに集める主な資料と、取りに行く先
| 資料 | 取りに行く先 | 手間がかかる理由 |
|---|---|---|
| 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本 | 本籍地の市区町村 | 転籍していると、さかのぼって複数の自治体に請求することになる |
| 相続人全員の戸籍謄本・住民票・印鑑証明書 | 各人の市区町村 | 遠方の相続人がいると、こちらでは手配できない |
| 預貯金の残高証明書 | 金融機関ごとの窓口 | 口座のある会社の数だけ手続きが増える |
| 不動産の登記事項証明書 | 法務局 | 被相続人名義の不動産を全部把握できているとは限らない |
| 固定資産税の評価証明書・名寄帳 | 不動産のある市区町村 | 市区町村をまたいで所有していると、その数だけ請求先が増える |
| 土地の評価に使う資料(公図・測量図など) | 法務局ほか | 形が整っていない土地ほど、評価の組み立てが難しくなる |
このうち最後の1行が、自分で申告する場合の分かれ目になりやすいところです。 預貯金は残高証明の額をそのまま使えますが、土地は形状・接道・利用状況によって評価が変わります。 同じ土地でも、補正のかけ方によって金額が動きます。 財産の中に土地があるかどうかで、作業の重さが変わると考えてください。 土地の評価の考え方は不動産の相続税評価額の計算方法にまとめています。
申告が期限に間に合わなかった場合、無申告加算税や延滞税といった負担が加わることがあります。 期限そのものと、期限を過ぎた場合の扱いは相続税の申告期限にまとめています。
期限までに間に合わないのは、書類の収集だけが理由とは限りません。 相続人の間で分け方が決まらないと、財産が未分割のまま申告期限を迎えることになります。
この場合に効いてくるのが、特例の適用時期です。 配偶者の税額軽減(相続税法第19条の2)や小規模宅地等の特例(租税特別措置法第69条の4)は、 財産が分割されていることが適用の前提になっている制度です。 未分割のまま当初の申告をする場合は、 「申告期限後3年以内の分割見込書」を提出しておく手続きが用意されています。 詳しくは未分割のまま申告する場合で扱っています。
相続税の申告書を作る方法は、おおむね次の4つに分かれます。 費用、自分の作業量、揉めたときに対応できるかの3つで並べます。
4つの方法
| 方法 | 費用 | 自分の作業量 | 揉めたときの対応 |
|---|---|---|---|
| 自分で作る | 実費のみ | 最も多い。不動産の評価は自分で組み立てる | 対応できない |
| 税理士に個別に依頼する | 依頼先ごとの報酬 | 資料の提供が中心 | 税理士は交渉の代理人にはなれない |
| 税理士と弁護士を別々に探す | 2件分の報酬 | 資料の提供が2か所に分かれる | 対応できるが、窓口が2つになる |
| 税理士法人と法律事務所が同じグループにある先に任せる | 契約後の報酬 | 資料の提供が1か所で済む | 同じ窓口で相談できる |
費用の相場そのものは相続税申告の税理士費用相場にまとめてあります。 ここでは相場の話は繰り返さず、4番目の型が具体的に何を指すのかを次で見ます。
公式サイトには、遺産分割や相続放棄といった揉め事についても、追加の費用なく無料で相談できる と記載があります。税理士と弁護士が別々の契約になる構図と比べたときの違いはここです。
効くのは、次のような場面に限られます。
逆に、相続人が1人で争いの余地がない場合、この長所はまったく効きません。 その場合は、税理士に個別に依頼するのと実質的に変わらないので、 費用と実績で普通に比べればよいことになります。
公式サイトには、問い合わせから完了までの流れが7段階で示されています。 どこで費用が発生するのかが、この7段階のうち1か所に決まっています。順に見ます。
問い合わせから完了までの7段階
| 段階 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | 問い合わせ・相談の受付 | 無料 |
| 2 | 無料相談(電話またはオンライン・15分程度) | 無料 |
| 3 | 手続き面談(対面またはオンライン) | 契約までは無料 |
| 4 | 契約締結後、着手金の支払い | ここで発生する |
| 5 | 中間面談・進捗確認(弁護士オプション、準確定申告、土地評価の提案) | 契約に基づく |
| 6 | 相続税申告・登記手続 | 契約に基づく |
| 7 | 完了報告・アフターフォロー(二次相続対策の相談は無料) | 無料 |
電話またはオンラインで、時間は15分程度と案内されています。 事務所に出向く必要はありません。 15分で伝えられる範囲は限られるので、手元にあると話が早いのは次の3つです。
対面またはオンラインで、財産の内容を具体的に確認したうえで、依頼の範囲と費用の説明を受ける段階です。 この面談を受けても、契約するまでは費用が発生しません。 2段階目の15分では収まらない話をここで詰める、という位置づけです。
2段階目と3段階目は無料で、契約せずに終えてかまいません。 断るときは「持ち帰って検討します」で足ります。見積もりを聞いた時点で契約が始まるわけではありません。 費用が発生するのは、契約を結んだあとの着手金からです。
公式サイトには、期限ぎりぎりの特急対応についても相談できる旨の記載があります。 ただし、間に合うかどうかは財産の内容と残り日数によります。 当サイトの側で「間に合う」と保証することはできません。
サポートメニューは2種類あり、名義変更まで丸ごと依頼する形は、財産額1.2億円以上が対象と記載されています。 それ未満の場合は、相続税の申告を中心としたメニューになります。 どちらに当たるかは、当サイトの計算機で財産額の見当を付ければ、相談の前に自分で分かります。
向いている人/向かない人
| 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|
| 東京・神奈川・大阪・京都・兵庫に相続案件がある方/ 平日に役所や銀行へ行けない方/ 相続人間で揉める可能性があり、税理士と弁護士を別々に探したくない方/ 申告期限が迫っている方/ オンラインで完結させたい方 | 上記5都府県以外に案件がある方/ 相続税がかからないことが確定していて、申告自体が不要な方/ 着手金を含む費用の支払いが難しい方 |
相続税がかかるかどうかがまだ分かっていない場合は、先に当サイトの計算機で基礎控除を超えるかどうかを確かめてください。 基礎控除の考え方は相続税の基礎控除にまとめています。 超えていなければ、そもそも申告が要りません。
なお、この案件はレントラックス経由のもので、年齢や職業に関する条件は公開されていません。 当サイトが確認できたのは対応エリアだけです。確認できていないことは書きません。
公式サイトの記載によると、運営はSWATS Consulting Groupで、 税理士法人SWATSとSWATS法律事務所の共同運営とされています。 創業は1990年、オフィスは東京・大阪・神戸と記載があります。 対応エリアが5都府県に限られているのは、この拠点の配置と対応可能な範囲によるものと読めます。
相談が無料で成り立つのは、契約後の報酬で費用を回収する設計だからです。 相談と面談の段階では、まだ申告書の作成に入っていません。
あわせて明記します。当サイトは、下のリンク経由で相談があった場合に広告主から報酬を受け取っています。 そのうえで、対応エリアを記事の冒頭に置いています。 対象外の方が申し込んでも、読者の時間が無駄になるだけだからです。
まず、相続する不動産と相続人の所在が、東京・神奈川・大阪・京都・兵庫のどれかに かかっているかを確かめてください。この5都府県であれば、電話またはオンラインの 15分の相談から始められます。
契約するかどうかは、そのあとの面談を経てから決めれば足ります。 15分の時点では、まだ何も決めていません。
相談の前に、相続税がかかるかどうかと財産額の目安を確認しておきましょう
相続税を無料で計算する →